PR

夏の終わりに聴く蝉時雨と、少し寂しい夕焼け空の情景

夫婦と愛犬 季節の移ろい
この記事は約2分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

夏の終わり、蝉時雨が静かに鳴り響く夕暮れ。少し寂しい夕焼け空を見上げると、季節の移ろいを感じる。夏と秋の間にある、特別な時間について考えてみたい。


夏の終わりは、いつ訪れるのだろう。2025年のアンケート調査によれば、「夏の終わりがわかりにくい」「夏の終わりが遅くなった」と答えた人が8割以上にのぼり、季節の区切りが曖昧になっていることが浮き彫りになった。朝晩に少し涼しい風が吹いても、日中はまだ真夏日。スーパーに並ぶのは秋限定の商品なのに、衣替えをするには早すぎる。夏の終わりは、はっきりとした境界線がない。しかし、確かに空気は変わっている。こないだまで蝉がうるさいほどに鳴き続けていたのに、いつのまにか鈴虫のような静かな鳴き声が聞こえるようになった。風も、もわっとしたけだるい空気から、心地よさが混ざり込んだ涼しさに変わっている。

蝉時雨とは、多くの蝉がいっせいに鳴く騒がしさを時雨にたとえた言葉だ。夏の盛りには力強く響いていた蝉の声も、夏の終わりには少し弱々しく聞こえる。油蝉や熊蝉が鳴くのは梅雨明けのころだが、8月後半になると、その声も徐々に静まっていく。蝉時雨の音色が変わる時、夏の終わりを感じる。芭蕉が詠んだ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」のように、蝉の声は夏の象徴でありながら、その静けさの中に終わりを予感させる何かがある。

そして、夕焼け。夏こそ夕焼けのベストな季節だと言われる。湿度が高い日本の夏は、大気中の水蒸気が光を散乱させるため、雲が赤く染まりやすい。日の入りは午後7時前後で、夕焼けは日没後20-30分後まで見られる。しかし、夏の終わりの夕焼けには、盛夏の力強さとは違う、少し寂しい美しさがある。夏の象徴ともいえる真っ青な空にもくもくとした入道雲が浮かぶ景色から、いつのまにか飛行機雲のような繊細な雲に変わっていく。夕焼けの色も、どこか物悲しい。


あなたは夏の終わりをいつ感じますか?蝉時雨と夕焼け空に、どんな思いを抱きますか?

タイトルとURLをコピーしました